弊社の終活のご相談のなかでも多いかなぁ、と感じるのが「終活はいつからはじめるといいですか?」というものです。
結論から言うと「終活に取り組むのは早ければ早いほど良い!」です。
終活はなるはやがおすすめな理由は主に3つです。
- 心身の老化を自覚するのは結構難しい
- 心身の老化は気づいたときには手遅れのことが多い
- サポートが必要なほど能力が低下するタイミングがいつかになるかは誰にも予測できない
老化を自覚するのは結構難しい
老化を自覚するのは結構難しい
一般的に、加齢による能力の低下は少しずつ進んでいくため、自分の現在の能力を正しく把握することは非常に難しいことのひとつです。
また、年齢を重ねると認知力も低下するため、老化を認めることも難しくなっていきます。
たとえば、医者から身体や判断力の低下を数値などで示されたとしても、状態を正しく受け止められない高齢者は少なくありません。
事実、私の母は介助が必要な状態にも関わらず、ゴミ屋敷のような状態になってても「自分は大丈夫」と言っていましたし、認知症が進んだ父も「俺はボケてない!」と最期まで受け入れることができませんでした。
年齢を重ねるほど、終活の準備を始めるきっかけに気づきにくくなるため、後回しにするほど「終活に備えない」という選択をする可能性が高まります。
心身の老化に気づいたときには手遅れの場合が多い
心身の老化に気づいたときには手遅れ
自他ともに認められるほどに老化が進むと、具体的なサポートが間に合わない場合も多いです。
例えば、ギリギリ自活できてた方が、ひとたび風邪や転倒などのトラブルにあっただけで、途端に全く身体が動かせなくなってしまう‥‥なんてことも珍しくはありません。
そうなると、手元に現金があっても食事を買いに行くことはできなくなります。
たとえ貯金があってもATMに行くことができいので、現金を引き出すこともできなくなります。
つまり、充分な貯蓄や持ち家があっても老化する前に備えていなければ、人知れず孤独死したり餓死する可能性があるということです。
また、身体の老化も心配ですが、認知力の低下も日常生活に深刻な影響を与えます。
一度認知症と診断されてしまうと、銀行口座が凍結されたり、様々な手続きが自分ではできなくなるのですが、そういった事実を知る人も意外と少ないです。
認知症の日常をサポートする後見人制度はありますが、認知症になってから対策すると時間が掛かったり、人を選べなかったりします。
終活の備えは、完全に老化する前に行うのが絶対に正しいと断言できます。
サポートが必要になるタイミングは予想できない
老化する時期は予想できない
サポートを必要とするほどの老化のタイミングは人それぞれで、だれにも予測はできません。
認知症の例を見ても、若い人だと40代から始まるケースもありますし、100歳過ぎても衰えを見せない人もいます。
親・兄弟といった遺伝的な傾向もそれほどあてになりません。
ずっと健康だったのに、骨折などで入院したタイミングから突然認知症が進むこともありますし、それらの事故自体がそもそも予想できるものではありません。
結局のところ、身体の自由が効かなくなるタイミングは誰にも予測できないんです。
「いつか….」、「そのうち….」、と先延ばしにしていると、ある日「突然その時がきた!」となって焦る未来は容易に想像できるのではないでしょうか。
遅くても何歳までにはじめる?
なるはやではじめるのがおすすめな終活ですが、ぎりぎりまで引き延ばしたい方は、平均健康寿命を参考にするのがおすすめです。
健康寿命は、男性が70.42歳、女性が73.62歳となり、一般的に知られる平均寿命よりも9年~13年早い時期になっています。(厚労省調べ:以下参照)
【健康寿命とは】
健康寿命の定義は「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」とされています。
終活はいつから?まとめ
終活の備えは保険とよく似た性質をもち、必要に迫られて準備していると手遅れになるか、リカバリが大変なケースが多いです。
一般的に、身体の衰えは自覚したり自分で認めることも難しいことが少なくないため、「まだまだ自分は大丈夫!」と思えているうちにはじめておくことが正解かな、と思います。
それでもつい引き延ばしてしまう方は、健康寿命をボーダーラインとして終活の備えをはじめるのがおすすめです。
【平均健康寿命の年齢】
男性:70.42歳
女性:73.62歳
【こんなお悩みありませんか?】
- 終活をはじめたいけど何からやればいいかわからない?
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