終活を考える時、ご身内の有無に関わらず活用を検討したいのが身元保証サービスです。
身元保証業者から提供される身元保証サービスの標準的な種類や内容、比較されがちなホームヘルパーとの違いなどを簡単に解説します。
終活をご検討されている方など、よろしければ参考にしてください。
▼動画で内容を知りたい方はこちらをご覧ください▼
身元保証サービスとは
一般的に、身元保証サービスとは有料で第三者に保証人になってもらうサービスを指します。
ただし高齢者の方の場合は「高齢者の今と亡くなった後を支援する」終活サービス全般を指して身元保証サービスと呼ばれることが多いです。
身元保証サービスのメリット
身元保証業者を利用するメリットは「生前~亡くなった後をトータルでサポート」できる点です。
身元保証業者では、以下3タイプのサービスを提供するのが一般的で、本来家族が担うべき様々な役割を支援することが可能です。
- 日々の暮らしのちょっとした手伝い
- 入院や入所時の保証人
- 自分が亡くなった後の手続きや葬儀、遺品の整理
万一のときに家族が担う役割は意外と大きく、すぐに駆け付けられる身内がいないというだけで入院や入所をお断りされるケースも残念ながらあります。
身元保証サービスのご利用は、身内のいないおひとりさまだけではなく、身内がいても高齢だったり遠方にお住まいという方にもご検討いただきたいサービスと言えます。
【身元保証サービスが必要なひと】
- おひとりさま
- 頼れる身内が全て高齢者の方
- 頼れる身内が遠方にお住まいの方
- 身内はいても疎遠で頼れない方
- 身内(子供など)に迷惑や手間をかけさせたくないとお考えの方
おひとりさまの日常生活支援
日常生活支援サービス
高齢のおひとりさまの日常生活を、家族に代わって支援するのが身元保証業者の日常生活支援サービスです。
ちょっとした日常のお手伝いとしても利用できますが、病院の先生の話しを一緒に聞いたり、緊急入院時の身の回りのお世話や事務手続きを代行するなど、本来は身内が担ってくれるシーンにご活用いただくのがおすすめです。
【日常生活支援のサービス内容(例)】
- 個人的なお買い物のお手伝い
- 入院時の付き添い
- 入退院手続き
- 役場の手続きのお手伝い
- 家族に代わって病院の先生のお話を聞く
- 本人に代わって医療方針を代弁する
- 家族への緊急連絡の代行
ヘルパーとの違い
日常生活支援とよく比較されるサービスといえばホームヘルパーでしょう。
日常生活支援とヘルパーとの最も分かりやすい違いは、ホームヘルパーは介護が必要な方への日常支援で、身元保証業者の日常支援は家族の代行と言う点です。
2サービスの違いは次の通りです。
ホームヘルパー | 身元保証業者 | |
資格 | 必要 | 不要 |
介護保険適用 | ◎ | × |
対象者 | ・一人暮らしの利用者 ・利用者の家族などに障害や疾病あり ・その他やむを得ない事情で家事が困難 |
・制限なし |
支援内容 | 原則として、介護保険制度に則った内容 ・利用者に限定したもの ・最低限の日常生活の営みを支援するもの ‥‥など。 |
日常生活において、家族が担う役割やちょっとした日常のサポート ・病院の付き添い ・個人的な買い物の付き添い ・病院の先生の話しを聞く ・行政の事務手続き ‥‥など。 |
対応しないこと | 最低限の日常生活に必要のない支援や時間のかかりすぎる支援は対象外 ・酒やタバコなどの嗜好品の買い出し ・お歳暮の購入 ・お墓参り ・引っ越し準備 ・ペットの世話 ・利用者が使わない部屋の掃除や利用者以外の方の食事の準備 ‥‥など。 |
・介護支援 ・医療行為 |
料金(相場) | 【保険適用内】 支援内容によって細かく決まっており、200円~600円/種類 程度で利用可 【保険適用外(目安)】 簡単な内容で3500円~6000円程度 |
・2,800円~5,000円/時間 程度 |
※料金について:上記はあくまでも目安です。詳細は各業者にてご確認ください。
サービスを利用する際は、介護保険の適用範囲内ならホームヘルパーを、それ以外なら身元保証業者の日常生活支援を利用するのがおすすめです。
どちらかだけしか使わないと割り切るのではなく、シーンに合わせて使い分けるのが賢い付き合い方です。
- 家族の代わりにあたる支援は身元保証業者の日常支援のほうが柔軟に対処できる
- 介護はホームヘルパーでないとできない
- 介護保険適用範囲内の支援はホームヘルパーの利用料の方が安い
- 介護保険適用外の支援は身元保証業者の日常支援の方が安い(ことが多い)
おひとりさまの身元保障サービス
身元保障サービス
身元保証サービスが必要になるのは、施設や病院への入所時の保証人や、契約時の緊急連絡先を求められる時です。
- 入所や入院時に身元保証が必要と言われたときの保証人として
- 緊急連絡先が必要なとき
身寄りのない方に万一のことがあった場合、受け入れ先の施設や病院では少なくないコストが発生します。
そのため、入院・入所・入居の時に身元保証人を求めるところは多くなっています。
おひとりさまの死後事務
死後事務委任サービス
死後事務サービスとは、家族や親族などの身寄りのない方が亡くなられた後に、家族に代わって葬儀屋入院・入所・公共料金などの費用清算や、公的手続きを代行するサービスです。
ひとが亡くなった後に対処しなければいけないことは結構多く、身内がいない方が亡くなった場合は施設や地域の人に大きな負担をかけてしまいます。
【亡くなった後に対処するべき事柄の例】
- 遺体の確認・引き取り
- 亡くなった後の病室や施設の片付け
- 電気・ガス料金の精算や中止手続き
- 新聞や契約サービスの清算や中止手続き
- 遺品整理
また、身元保証業者では、弁護士などの専門家の助けを借りることで、遺書作成や財産分与、寄付についての調整を行ったり、亡くなった後の履行を委託することもできます。
財産のある方は、ぜひご検討ください。
【弁護士を介して委託できること】
- 不動産の整理
- 遺産の取り扱い
- 相続や財産に関することを身元保証業者だけで執り行うことはできません。
- 金額が安すぎる業者や、弁護士が一切かかわっていない業者の場合は希望通りの手続きを履行できない可能性がありますのでご注意ください。
身元保証会社を選ぶときの相談先
身元保証サービスは、ご自身に万一があったときにすぐに対応してくれるご身内がいれば不要のサービスです。
ただしご身内がいる場合でも、以下に当てはまる場合は身元保証サービスのご利用もご検討いただいたほうがよろしいかと思います。
- 身内が遠方(他県・海外)に住んでいる
- 身内が高齢者
- 身内と疎遠
- 身内(子供など)に迷惑をかけたくない
迷った時の相談先
近年は身元保証業者の数も増え、料金やサービスも多様で選ぶ際には迷われるかもしれません。
いろいろとご自分で比較することは大事なことですが、少しでも迷われたり相場やサービスについて疑問に思った時は、公的なサービスを利用するのがおすすめです。
◎どこに相談すればよいか分からない時の相談先
◎契約に関することで相談したいとき
一般社団法人 シニア身元保証協会の強み
身元保証業者を選ぶ際のポイントは幾つかありますが、最も重要なのは希望通りの終活プランを実現してくれる体制が整っているかどうか?です。
具体的に見るべきポイントは次のとおりです。
- 相続に関する契約に弁護士などの専門家が関わっている
- 法的効力のある契約書を使っている
- 費用の見積もりをきちんと提示し、後から金額が増えるようなことがない
- 説明や契約時には第三者の立ち合いがある
- 質問には丁寧に答えてくれる
- 確かな営業実績がある
一般社団法人 シニア身元保証協会の強み
わたしたち一般社団法人シニア身元保証協会は、数ある身元保証業者の中でも以下の点が強みです。
- 10年以上の運営実績
- 弁護士と提携して作成した契約書を使用
- 透明性の高い契約方法
- 会員の希望を細かく叶えるヒアリング力
- 費用負担を抑える提案力
無料相談・お問い合わせは、電話・訪問・web会議・来店などで対応可能です。
ご友人、ご家族、担当ケアマネ、担当職員、を交えてのお打合せも歓迎します。
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