終活支援を長年サポートしていて思うのですが、終活で 何をやればよいのか分っている人 は、とても少ないです。
理由はシンプルで、身内の死と死後に関わる経験が極端に少なくなったからだと思っています。
終活で何やればいいか分かってる人は少ない?
終活をイメージできるひとが少なくなった背景とは
そもそも、昔は家族の人数自体が多かったので、祖父母や総祖父母のお世話をしたり、死後に関わる機会が多々ありました。
また、地域や会社の互助会によって他人の死後対応に関わる機会も頻繁にあり、身内以外の冠婚葬祭に関わることも多かったです。
葬儀などには、子供が手伝い要員に駆り出されることも珍しくなく、高齢者にどんなお世話が必要か、亡くなった後に必要になる手続きや準備しておくことについても、年齢を重ねるうちに自然と理解できる環境だったと言えます。
いっぽう、現代では核家族化と地域や他人との繋がりの希薄化により、誰かの死に対面する機会があったとしても親くらい…と言う方も珍しくはありません。
祖父母と暮らしていた方でも、祖父母のお世話は親が一手に担っていたという方も少なくないのではないでしょうか。
人によっては人の終末期に接るす経験は一生に1度か、全く経験したことのないケースも少なくありません。
終活でやること
ちなみに、人間の最期のときを近くで見てきてない人には意外かもしれませんが、人は亡くなる直前まで元気で、いきなり亡くなる…なんてことは稀です。
悲しいことに、人は徐々に弱り、一人で出来ることが少なくなり、最期のほうは家族などに助けてもらいながら亡くなっていくのが一般的です。
そして亡くなった後の処理は自分ではできないので、必ずだれかに対処してもらう必要があります。
終活とは、一人で出来ることが少なくなってくるあたりから亡くなった後までの間に起こり得る様々な出来事に対して、事前に備えるさまざまなことを指しているのです。
結局のところ終活の内容は幅広く、頼りになる身内がいない方ほど事前に備えておかないと苦労します。
【終活に備えること】
- 入院や施設入所の時の身元保証人の確保
- 身体能力の低下した時にサポートしてくれる人やサービスの確保
- 思考能力が低下した時に財産管理や生活を支援してくれる人やサービスの確保
- 財産相続
- 事業の継承の取り決め
- 不動産の取扱
- 亡くなった後の葬儀の手配
- 納骨やお墓の管理
- 亡くなった後の各種事務手続きの委任
- ……など
終活に備えることはたくさんあり、これらの手続き全てを理解しているひとはまずいません。
我々のような専門家ではない場合、どれか一つだけでも知っていればかなり詳しい方だと思います。
いまパッと見ただけでも胃もたれしそうな気分になった人は多いかもしれませんが、判断力や体力は時間と比例して低下していくのが普通です。
年齢を重ねるほどに対処が難しくなることは明らかなため、「終活の準備は早いほどいい」と言われるのは決して大げさなことではありません。
【こんなお悩みありませんか?】
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